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112. 2つの意識を意識する

  • 執筆者の写真: 三橋美穂
    三橋美穂
  • 2021年2月2日
  • 読了時間: 2分

(2018/03/01)



先日、ある記事を読みました。その内容が一日中気になっていたら、次の日の朝に不思議な体験をしました。その記事は、ある論文がフランスの医学界で認められたというものです。

肉体の脳機能から独立し、自立した形態をもった、非線形の意識が存在するという仮説が、2015年に発表されたという内容でした。やさしく言えば、肉体から離れた意識が存在するということです。その医師が患者の臨死体験に立ち会ったときに、それまでの「人は肉体である」という考えが、「人は肉体を持っている」という認識に変わったといいます。

これは睡眠も同じだと思い、眠るときに肉体としての自分を俯瞰するような感じで、その晩は「行ってきま~す」と眠りにつきました。明け方の6時ごろに「ただいま~」という感覚で目覚めると同時に、前日の仕事の中でミスをしていたことに直感的に気がついたのです。 「昨日準備した、クライアントに提出する書類の内容が間違っている」と。

おかげで事なきを得たのですが、こんな体験は初めてだったので、とても不思議な感覚でした。夢と現実の狭間のようでいて、シャープかつクリアー、自分の過去の記憶を辿って間違いに気づいたのではなく、宇宙的な知性の力が働いたような感じでした。

私の友人からも、同じような体験を聞いたことがあります。家の中でSuicaが見当たらなくなったときに、宇宙との調和を意識して眠りについたら、目覚めた時に「あそこにある」と、鮮明なイメージが出てきて、見つけたそうです。

睡眠に必要な条件は、

1、体内時計のコントロール 2、体温のコントロール 3、ホメオスタシスのコントロール 4、自律神経のコントロール

そして5つ目に「意識のコントロール」がある 私は考えています。

眠りに落ちるとき、私は肉体と外界との境界線がなくなっていく感覚を持っています。自分の意識=脳(肉体)であると私たちは生きていますが、先の論文によると、もう一つの意識があるということです。

私たちの肉体としての脳は、眠れないといろいろ考えて、不安や焦りが出てきます。体の力を抜いて、ゆったり呼吸をして、意識を拡大させていくことで、境界線が消えてなくなります。自分を宇宙に委ねるような感覚です。このときの意識の拡がりが、目覚めた時の生命力やひらめきを生み出すのだと思います。

思考を鎮め、意識を広げることが、眠りの第一歩。 体の力を抜いて、ゆったり呼吸をしながら、練習してみましょう。

 
 
 

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