• 三橋美穂

118. 眠ることを選択する

(2018/09/01)



先日、新潟県在住の40代の女性から睡眠相談のメールが寄せられました。ヨガのインストラクターを目指して、毎週末ごとに2日間スクールに通っているそうですが、たくさんの課題と覚えることが多く、不安や焦りや緊張で、丸二日間まったく眠れないといいます。遠くまでの運転もあって、体はへとへとになるのに、土曜日は眠れず、日曜日でいったん終わると、ようやく眠れるのだそう。


テストがあるのに、頭がぼーっとして働かない。 一世一代の覚悟をして挑んでます。助けてください!

と、悲痛な叫びが書かれていました。

このままではヨガインストラクターになれないという不安で軽いパニック状態にある彼女からは、ヨガを学ぶ楽しさがまったく伝わってきませんでした。そこで私は、次のように返信をしました。


メッセージ、拝読しました。 眠れない日が続いているのは、さぞ苦しいことだと思います。睡眠がとれないと思考がネガティブになるので、余計に緊張が強くなって、さらに眠れなくなるものです。 ●●さんに、ひとつ質問させてください。ヨガインストラクターの資格取得に向けて取り組んでいらっしゃるとのことですが、それは“今” あなたがやりたいことですか? もちろん、やろうと決めて申し込んだときは、「やりたい!」とワクワクしていたと思います。「やりたい」や「ワクワク」は自分を後押ししてくれる 追い風のエネルギーなので、達成が容易になります。 そして大切なのは「“今”の自分はどうか?」と内観することです。 「始めたからには、やらねばならない」 「何としてでも合格しなければ」 「お金も時間もつぎ込んだのに、失敗するわけにはいかない」 となっていませんか? 今の時代は、アクエリアス時代。これまでのうお座の時代は、「ねばならない」が社会を動かす原動力になっていましたが、もう今の地球には入っていません。自分の感覚を大切にして行動していたら、楽に生きていけるのがアクエリアス時代です。ぜひ、“今” の自分の声に耳を傾け、自分を大切にする●●さんであってください。 ベッドに入ったら、宇宙とつながっている自分をイメージしながら、静かにヨガで学んだ呼吸法をしてみましょう。●●さんが睡眠を通して自分自身に触れ、安らかな眠りを手に入れることを願っています。 三橋美穂

そして彼女からの返事には、こう書かれていました。

「絶対に合格せねば!」と思ってます。 思いっきり思ってます(笑) やりたくてやっていたはずなのに、おかしいですよね。

家族の手前もあって、辞めるわけにはいかないけれど、合格できなくてもいいかなと、軽くなった様子が伝わってきました。

人生は選択の連続です。 そして、その選択は “今” “今” “今”・・・、なのです。

自分に重さを感じたら、静かに内観してみましょう。 「自分は“今”、どうしたいのか」と。すると答えは自然に見えてきます。

・「合格目指して取り組む」を“新しく”選択する(再創作) ・「達成の時期を延ばす」を選択する ・「ほどほどにやる」を選択する ・「やらない」を選択する

いろんな選択が可能で、「やらない」も一つの積極的な行動です。 ただし、「できそうにない」から「やらない」というのは諦めであって、選択とはいえません。

選択とは、自分が明確であることです。選択した自分は、晴れ晴れとしていて軽さがあります。明確とは「確かに明るい」ことだから。「やらない」を選択した自分に軽さがあれば、Good! その選択をした自分を信頼しましょう。

そして、あなたは毎晩ベッドに入るとき、「私は眠る」を選択して眠っているでしょうか? 「もう時間が遅いから、寝なくちゃ」 「明日に支障がでるから、そろそろ寝なくちゃ」 「もう限界!起きてられない」

こんな風ではありませんか?

ベッドに入るときも、眠ることを選択している自分に明確でありましょう。いろいろ頭の中をよぎる思考を眺めつつ、そして「私は眠ることを選択する」と、心の中で自分に言ってみてください。軽さと明るさの中で、“積極的な行動としての睡眠”を、自分に与える機会にしてみましょう。