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  • 執筆者の写真三橋美穂

13. 眠りは器を大きくする

(2009/11/01)



私たちは人の風格やあり方について、よく器に例えることがあります。「器が大きい人だ」「器が小さい人だ」と。もちろん人間としての進化のプロセスにおける絶対的な今の「器」は変わりませんが、パーソナリティとしての自分のあり方を見てみると、睡眠不足のとき、私たちは器が小さくなっている状態といえます。

以前書いたように、私たちは睡眠不足だと自己中心的になります。自分のことで手いっぱいで、周りの人のことなど考えられなくなってしまいます。このように器が小さくなって、キャパシティはすぐにオーバー。人間関係を悪くするだけでなく、集中力も低下して、ミスをしやすく、生産性も下がります。

仕事で大きな成果をつくるためには、まずは眠ってリラックスし、器の大きい状態を自分に体験させましょう。器が小さいまま、あれこれ必死にやったとしても、その結果は小さな器に見合ったものでしかありません。 「お金を稼ぐんだ!!」と自分を鼓舞したとしても、器が小さなままでは、その器以上のお金は入りようがないのです。

自分の器を大きくするために、私たちは本を読んだり、テレビやインターネットで情報を収集したり、セミナーや研修に参加したり、人と会って刺激を受けたりします。もちろんそれらは有益なことですが、個としての意識が働く覚醒している時間は、色々起こってくる日常の出来事に、パーソナリティとしての自分の反応が、どうしても出てきます。自分が縮こまり、器も小さく戻りやすいのです。

睡眠の世界で体験する器の拡大は、反作用(個としての反応)がないため、とても効果的。まずは眠って、大きな器をクッキリつくりましょう。

・ベッドに入ったら、深呼吸をします。 ・頭の中に浮かんでくる思考や感情は、吐く息とともに 体の外に出しましょう。 ・頭の中が静かになったら、自分の体が、キラキラ輝く純白の 光に満たされているイメージをします。 ・その光は部屋いっぱいに広がり、街中へと広がり、日本中、世界中、そして宇宙に広がっていきます。

こうして自己が拡大した体験を持ちながら眠りに入ると、器が拡大するスピードが速くなり、人生にも大きな成果をもたらします。

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