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  • 執筆者の写真三橋美穂

134. S.O.P.(Save Our Planet)

(2020/01/01)



昨年の年の瀬は、自分のとった行動に3つの変化がありました。

<1> 再生可能エネルギー100%の電力に変えた

<2> ヘアカラーを100%植物原料のヘナに変えた

<3> 衣類の洗濯頻度を減らした

<1>の電力に関しては、2016年に自由化されたときから、ずっと変えたいと思っていました。でも、電力会社が多すぎて、どこを選んだらよいのか、どう手続きしたらよいのか理解するのに時間を要し、気になりながらも行動をとっていませんでした。


そこに届いたのが、国際環境NGOグリンピースからの小冊子『未来につながる “でんき”の選び方~パワーシフト』。持続可能性が高い再生エネルギーを選択している電力会社がリストアップされていることと、よくある疑問にも簡潔な回答が示され、行動に移すことができました。


一部抜粋して紹介しますので、みなさんも参考にしてみてください。

【よくある質問】 ・「価格は?」→ ほとんど変わりません ・「設備工事が必要?」→ 必要ありません ・「品質(停電等)は?」→ これまでと変わりません ・「もし新電力が倒産したら?」→ 電気は止まりません。改めて電力会社を選びます ・「切り替え手続きは?」→ ウェブサイトから簡単に申し込めます

<2>のヘアカラーについては、友人にヘナをもらったことがきっかけでした。ヘナとは、インドや北アフリカなどの乾燥した地域で育つ指甲花(しこうか)という植物を粉末にしたもの。インドでは古来から薬草として親しまれていて、頭皮を健康に保ち、髪のコシやハリ、うるおいが増すと言われています。

私は以前、自分でヘナを使ったことがあるので、よさは知っていたし、一般的に使われているヘアカラー剤は体によくないことも知っていました。でも、自分でやるのは手間がかかるので、面倒くさいという気持ちが勝り、続けられませんでした。ですから、友人からヘナのよさを聞いても心が動かなかったのですが、ある一言で気持ちが変化しました。


「ヘアカラー剤は、自然環境をものすごく汚しているのよ」


私はハッとして、ヘナを使うことに決めました。地球の未来のためと思ったら、背筋がピンと伸びました。年末にパッチテストを済ませ、再デビューを果たしたところです。

<3>の洗濯頻度については、先日、いつものように衣類を分類して洗濯機に入れているとき、ふと思ったのです。 「この2日間着たカットソーは、4日間着てから洗ってもいいのでは?」と。


私は2日おきに洗濯していて、パジャマやカットソーはそのタイミングで洗っていました。でも、それらの下に着ている長袖の肌着は毎日とり変えているので、直接肌に触れないものは、4日間くらい着てもいいのではないかと思ったのです。洗濯の量を減らせば、使う洗剤や水の量を減らすことができるので、環境問題に貢献できるからです。

この考えは、プラスチックごみによる環境問題についての記事を読んでいたときに、フリースなどの化繊の服を洗濯すると、数千のマイクロプラスチック(プラスチックの微粒子)が下水に流れると知って、驚いたことにも関係しています。

ひとりの行動による影響は微々たるものかもしれませんが、もし日本人全員が一日一回、レジ袋をもらわなければ、一日で1億枚以上、一年で365億枚以上のレジ袋を削減できます。

これからの新しいアクエリアス時代は、ひとり一人の在り方と行動が社会を変えていく、ボトムアップの時代です。私は今年、環境保全、環境正義に意識を向け、行動して行きます。美しい地球と、私たちが安心して眠れる環境を守るために。みなさんも一緒に社会を変える行動をとって行きましょう。

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