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  • 執筆者の写真三橋美穂

138. 地球上のあらゆる命と人間の共生社会

(2020/05/01)



緊急事態宣言が発令されて3週間が過ぎました。私自身のイベントや講演はすべて中止、取材や打合せはリモートになり時間ができたので、ホームページを自分で作り直しました。ずっとやりたかったことができて、満足しています。

移行手続きは専門業者に依頼しているのですが、そのやり取りの中で、これまでのホームページへのアクセス数が想像以上に多いことがわかりました。 「だから講演の依頼も多かったのか・・・」と一瞬、サイトを移行するのに迷いが出てきた自分がいました。内容やサーバーを変えることで、検索順位が下がるのではないかと思ったからです。

でも、すぐにこんな考えが浮かんできました。 講演やイベントは新型コロナウイルスのワクチンが開発されるまで、この先1~2年は行われないだろう。そしてその頃には、社員が毎日会社に通勤するという、今までのスタイルはなくなっているかもしれない。また、これを機に公平で誠実な社会に新しく作り直されたら、睡眠に悩む人はグッと減るかもしれない。そうしたら、睡眠の講演自体の需要も少なくなるかも。

それくらい世の中が激しく変化していくと私は考えているので、過去に基づいた予測は意味がないと思いました。だから「自分が楽しく運用できる!」をバロメータにして、新しく作ったサイトに切り替えることを決めました。

「お金を稼ぐためには、どうしたらいいか」と考えるのは、古いうお座型の思考です。これからは、「可能性から自分を開いて表現することによって、自然にお金も伴ってくる」それがアクエリアス時代のエネルギーの流れと循環です。実際に、新しいホームページを夢中になって作っていたら、著書の増刷が決まり、その印税で売上の減少をカバーできるくらいになりました。

今、私たちが直面している問題の本質は、「働いてお金を稼がないと生きていけない」という経済システムにあると思っています。コロナウイルス対策は、私たちが不要不急の経済活動を止めれば容易なのに、それができない現在の経済システムを、刷新していく時なのではないでしょうか。

私たちが自粛生活を送っていることで、世界中の大気汚染や水質が劇的に改善されているというニュースを知って、 「コロナウイルス対策=気候変動対策」なのだと思いました。

モノの 生産を減らせば、温室効果ガスの排出も減るので、環境経済学者たちは、人々を困窮させることなく「どうモノを減産するか」というテーマに関心を寄せてきたそうです。 具体的には、1週間の労働時間を減らすという提案があるそうで、それが実現したら、暮らしにゆとりが生まれ、ストレスも減って、心の底から安心して、ぐっすり深く眠れるようになるでしょう。ベーシックインカムを導入しながら、人々が賃金にそれほど頼らずとも生きられる社会が実現する可能性があると考えています。

新型コロナウイルスによる混乱はもうしばらく続くと思いますが、そんな未来に向かっている可能性を持ちながら、今、目の前にあることに取り組んで行きましょう!

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