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  • 執筆者の写真三橋美穂

141. 健全にお金が循環する社会

(2020/08/01)



先月、一人10万円の特別定額給付金が、私のところにも支給されました。このような状況下でも、幸いなことに売上がキープできているので、この10万円は社会に役立つことに使いたいと思い、その使途を考えていました。

そんなとき目にしたのは、永寿総合病院を応援するクラウドファンディング。新型コロナウィルスの集団感染が起こったため、病院は収入が半減して大幅な赤字、勤務調整が行われ、満額の給与を受け取れない職員もいるそうです。

使命感から患者を受け入れ、医療用品も不十分な中、未知のウィルスという恐怖と闘い、まさに命をすり減らしながら治療の最前線に立ってくださった方々が、そのような状況にあることに心が痛みました。

合理性が欠けることに多くの税金が投入され、行き渡るべきべきところは絞られるという不条理さ。誠意と努力が報われる社会に転換するのだという自分の意志を表現する機会として、このプロジェクトに寄付することに決めました。そして、実際に寄付の手続きをした後は、とても満たされた気持ちになりました。

お金の使い方について、もう一つ。 最近、低温調理に興味を持って、スチームオーブンレンジをビッグカメラで購入しました。

モデルによって容量や機能が違うため、お店では即決できず、家に帰ってさらに調べて、2つの機種に絞りました。新型モデルの上から2番目か、型落ちモデルの最上位機種か。本当は後者でよかったのですが、私が見たお店では新型の取扱しかなかったので、前者をビッグカメラのオンラインショップで購入しました。

価格比較サイトを見たら、もっと安価に買えるネットショップがいくつもありました。型落ちモデルなら尚更です。でも私は、お店で実際に見て、触って、説明を受けたことにも対価を支払いたいと思ったのです。

以前は「1円でも安いとうれしい!」と思っていましたが、自分の出費が少ないということは、相手の利益が少ないことだと気づいてから、俯瞰したときに適切な関係はどうかを意識するようになりました。

先日は、友人がお金に関してのブレークスルーを話してくれました。これまでは個人事業主として仕事をしてきた彼女ですが、最近NPO法人を立ち上げて、代表理事をしています。

そこで悩んでいたのは、受注した仕事を、個人と法人でどのような配分で売上にしていくかということ。税制として有利なのはどうなのか考え、しばらく悩んでいたそうです。

そんな中、瞑想をしているときに、世界中を駆け巡る黄金のお金の流れが見えて、悩みが消えてしまったそう。正義と融和の社会にコミットして立ち上げた法人なのだから、法人を拡大するのがミッションだという自分の立場が明確になったと言います。

法人の場を通して大きくお金が循環しているビジョンが見えて、個人的な損得で悩んでいた自分の意識は何て小さくなっていたのだろうと、笑いながら話してくれました。このような大きな意識で存在する彼女であれば、大きな仕事の依頼も来るだろうと思いました。

アインシュタインがすべての質量はエネルギーであると証明したように、お金は社会を循環しているエネルギー。「お金は社会の血液」とも例えられています。

今、世界では、経済的ダメージが大きく、先行きも不透明ですが、お金が健全に循環する社会に生まれ変わるチャンスかもしれません。すべての人に、適切にお金が行き渡り、それが循環している経済の新しい仕組みが構築されたなら、誰もが安眠を約束されます

眠りにつくときには、 自分を通してお金の黄金の流れが世界を循環するイメージをしてみましょう。充実した睡眠でポジティブな思考を育み、この困難な時を乗り越えて、健全な社会をつくる原動力としていきましょう。

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