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18. ありのままを受け入れる

  • 執筆者の写真: 三橋美穂
    三橋美穂
  • 2021年2月1日
  • 読了時間: 2分

(2010/05/01)



先日、取材を受けたとき、フリーライターの女性から、こんな相談をされました。 「生活スタイルを朝型にしたいのに、なかなかできないんです…。」

確かに今は朝型ブームで、イキイキと輝いている人は、みんな朝型!という風潮があります。 彼女に、なぜ朝型にしたいのかと私が尋ねたら、 「いろいろやりたいこともあるし、それに、朝型だとさわやかなイメージがあって、印象もいいじゃないですか」と言います。

普段の睡眠パターンについて尋ねたら、夜中の3~4時くらいに寝て、9~10時くらいに起きるのだそうです。その後も、外出の予定がなければ、テレビの情報番組をダラダラと見ながら過ごして、気がつくと夕方!夜になってあわてて原稿を書くことが多いのだそう。

ここまで話していたら、彼女の心の奥のほうから、「こんな自分じゃダメだから、何とかしなくちゃいけない!」という焦りの声が聴こえてきました。そこで私は言いました。

「今の生活スタイルのままだと何か困ることが、具体的にあるんですか?」

午前中に取材が入ったり、朝早い出張があると、起きられるか心配でしょうがないし、原稿が締め切りに間に合わなかったらどうしよう!!と、いつも焦っているといいます。

そこで実際に、遅刻をしたり、新幹線に乗り遅れたり、原稿が間に合わなかったことがあるかと私が尋ねたら、

「・・・・・、いいえ、ありません。」

では、今のスタイルでいいのではないかと、他の人の例も交えて話したら、彼女の表情がパッと明るくなりました。「このままの自分でいいんだ!」と、ストンと落ちたのです。

その後どうなったかは聞いていませんが、たとえ今までの生活スタイルのままであっても葛藤がなくなって、心も身体も軽くなったと思います。その軽さがあれば、朝型に変えるのも難しくはないでしょう。

葛藤や抵抗があると、その状況は継続します。 「この状況を何とかしなければ!」と、もがけばもがくほど、抵抗は大きくなって、身動きが取れなくなるからです。

行動の軽さや自由さの源は、「このままでよし」を掴んでいること。 その練習として、眠りにつく時の自分自身に、愛と慈しみを与えながら、眠りに入ってみてください。 眠っているときは、ありのままの自分でいられるのですから。

 
 
 

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