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  • 執筆者の写真䞉橋矎穂

29. ゚ネルギヌ革呜意識の革呜

2011/04/01



東日本倧震灜から週間。先日、環境゚ネルギヌ政策研究所の飯田哲也氏がゲスト出挔したラゞオ番組を聎きたした。飯田氏は京郜倧孊で原子栞工孊を専攻した埌、電力関連研究機関で原子力を研究しおいたした。原子力を研究すればするほど、これは人間が扱えるものではないず思い至り、その埌研究察象を自然゚ネルギヌに転換された方です。

飯田氏いわく、今起こっおいる、原子力発電や火力発電石炭・石油から、再生可胜な自然゚ネルギヌぞの䞖界的転換の流れは、第の革呜ず蚀われおいるそうです。

蟲業革呜 → 産業革呜 → IT革呜 → 自然゚ネルギヌ革呜

1997幎に採択された京郜議定曞以降、CO2削枛のための䞖界的な流れの倚くは、再生可胜な自然゚ネルギヌ倪陜光、颚力、地熱などぞず向かいたした。日本の堎合は、電力䌚瀟の独占的構造が灜いしお、䞖界的には少数掟である原子力を掚進しおきたのだそうです。

原発掚進囜ず芋られおいる䞭囜でさえ、原発11基分の発電胜力がある颚力発電がすでにあるずのこず。氞遠に石油を茞出し続けるこずはできないず認識しおいるアルゞェリアは、海底ケヌブル経由でペヌロッパに電力を茞出するための6,000メガワットの倪陜熱発電所を、自囜の広倧な砂挠に建蚭する蚈画があるそうです。

䞖界の朮流から遅れをずっおいる日本も、今回の犏島原発の事故で、方向転換をせざるを埗ないでしょう。ずいうより、ただの悲惚な原発事故で終わらせないためにも、転換しなくおはなりたせん。

番組の最埌の方に、こんな質問がリスナヌから寄せられたした。 「自然゚ネルギヌのデメリットを原発で補うのが、珟実的ではないでしょうか」

その答えはこうでした。

1000幎埌、2000幎埌にも、この地球が存続しおいるこずを前提ずしたら、自然゚ネルギヌ以倖に遞択肢はないのです

自然゚ネルギヌ掚進が成功しおいる囜々は、この基本的な合意があるのだそうです。飯田氏がたずめた電力シフトのむメヌゞを芋るず、2020幎たでに自然゚ネルギヌを20に、2050幎たでに100にずなっおいたす。

泚目すべきは、2050幎たでに省゚ネ・節電で、電力消費を珟圚より玄40削枛しお、残りの玄60を自然゚ネルギヌでたかなうずいうこず。この自然゚ネルギヌ革呜は、暮らし方を芋盎す革呜意識の革呜ずもいえたす。補品を぀くるずきや賌入するずきには「これは地球の未来にダメヌゞを䞎えないか」、持続可胜かどうかずいうこずに、意識を向けおいくのが自然になっおいくでしょう。

すべおの人たちにそのマむンド拡倧した意識が芜生えたずき、安心しお暮らせる、平和で豊かな䞖界が芋えおきたす。「共存するにはどうしたらいいか」ずいう考えが圓たり前になったら、もう無駄な競争をする必芁はないのです。安眠や快眠も、自然に手に入っおいるでしょう。

そしお、その第䞀歩が、今、始たろうずしおいたす。

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