• 三橋美穂

41. 時代にマッチした、あなたらしい眠りを

(2012/04/01)



先日、オムロンヘルスケア社の新製品「睡眠計」の発表会へ行ってきました。睡眠状態を記録、分析、視覚化して、ぐっすり睡眠に導くための生活改善をサポートする機器とサービスを、展開していくそうです。

この発表会で、熊本大学の粂先生の基調講演があったのですが、先生が声を大にして話していたのは、

「すべての人に共通する、理想の睡眠はない」

ということです。身長が180cmの人がいれば、150cmの人もいるように、睡眠時間は人によって違うのが普通だと。本当にそう思います。

健康な睡眠のためには、朝は太陽の光を浴びて、朝食は必須、夕方に運動をして、軽めの夕食を就寝3時間前までにとる。夜はオレンジ色の光で少し暗めにして、タバコもお酒もカフェインもNG。ぬるめのお風呂にゆっくり入り、そして睡眠時間は7時間。

というように、何かひとつの理想の睡眠モデルがあるかのように、錯覚している人が多いようですが、そうではありません。実際には、暑がりの人がいれば、冷え性の人もいて、せっかちな人がいれば、おっとりした人もいて、規則的な勤務をしている人がいれば、交代勤務の人もいます。

メディアが流す情報は、ある程度言いきることで、読者の関心を引こうとしています。それに惑わされず、睡眠の基本を押さえながら、自分らしい眠りのスタイルを見つけていくことが大切です。

まずは、自分は何時間眠れば、日中にイキイキと過ごせるかを知りましょう。そして、どんなときにぐっすり眠れて、どんなときに眠れないのか、関連を見ていきます。そのときに、睡眠計は役立つでしょうし、手帳に書き込むこともおすすめです。

日中の活動を反映する夜の睡眠は、どう生きるかと関連があります。生きる目的が明確であれば、睡眠も充実してくるでしょう。もしそうでないときは、昨日より今日、今日より明日の自分がイキイキ成長している、それを意識しながら過ごしてみてはどうでしょうか。

・家族に優しくできた

・約束の時間通りに行動できた

・勉強して知識が増えた

・一日無事に過ごせたことに感謝ができた

・新緑の美しさを感じることができた などなど

日中を充実させながら、夜の睡眠と、昼の活動のバランスが、自然にとれている。それが、今というアクエリアスの時代にマッチした感性です。それを目指して、あなたらしい眠りのスタイルを一歩ずつ見つけていきましょう。