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  • 執筆者の写真三橋美穂

68. うお座からアクエリアスの時代へ

(2014/07/01)



昨年の11月から始まった「快眠教室(全4回)」の第3弾が、先日修了しました。これまでに約40名の方が参加し、睡眠満足度も、講座の満足度も高い評価をいただいています。

講座の内容は、 1回目: 睡眠の科学と基礎 2回目: 快眠できるカラダ作り(食事・入浴・ストレッチ) 3回目: 快眠できる寝室づくり(照明・色・カーテン・寝具など) 4回目: 自分らしい眠りのスタイル(陰陽タイプ・時代背景など)

4回目に、今なぜ睡眠が注目されているのかを、今の「アクエリアス時代」のことと合わせてお話しすると、世の中で起きている様々なことと合致して、みなさん目から鱗が落ちるかのように聞き入っています。 懇親会のときに、「アクエリアス時代のことをもっと知りたい」という要望を受け、卒業生向けの特別講座を開催することになったほどです。

みなさんがこの話に惹きつけられるのは、 「今の世の中、何かがおかしい・・・」という違和感を、日頃から何となく感じているからだと思います。

地球は太陽系の星で、太陽のエネルギーを受けて存在しています。太陽がなければ地球は凍って、生命活動のない死んだ星になってしまいます。 地球に入ってくるエネルギーは、太陽と整列状態になる黄道帯上の各星団の影響を受けています。これまで約2000年間は「うお座星団」の影響を強く受けてきました。その特質の一つは、上意下達の仕組みにより、個を育てることにありました。

「個」は塊(かたまり)として存在し、物質性をマスターする時代でもありました。工業は発達し、いろいろな物が生み出され、物質的な技術は急速に進歩してきました。

幸せや豊かさを、自分の外側の「モノ」に求め、いい車に乗ったら豊かになれる、素敵なパートナーと結婚したら幸せになれる、そう思って、私たちは一生懸命頑張ってきました。

そして私たちは気づき始めました。 外側の「モノ」は、手に入れた瞬間はうれしいけれど、しばらくするとさらに別のものが欲しくなり、いつまでたっても、どれだけ頑張っても、精神的に満たされることは、ないのだということを。

そう、幸せや豊かさは、外側の環境や条件の中にあるのではなく、自分自身の内側にあるからです。究極をいえば、どんな環境や条件であっても、それを受け入れられる自分であったら、いつでも幸せを感じることは可能です。

このような内的な成長が、アクエリアス時代のテーマ。さらにいえば、精神性を育てながら、物質性とのバランスを取れることが理想です。

うお座の時代は、強いリーダーに他が従うピラミッド型構造のエネルギーでした。現在の社会構造や組織の多くは、そのエネルギーで構築されています。そして今は、うお座のエネルギーは衰退し、アクエリアスのエネルギーが強まってきている時。

アクエリアスのエネルギーは、横方向に広がるグループワーク型。強いリーダーシップを持った一人のトップが組織を引っ張っていく古いピラミッド型の構造ではなく、一人一人がリーダーシップを発揮しながら、個の利益だけではなく、社会全体、世界全体が豊かで幸せであるためにできることを考え、行動していく力が必要とされます。

うお座の時代は、人間の意識が外向きだったため、「男らしさ」や「女らしさ」は、他の人からの評価を対象とした、振る舞いや装いでした。 最近の「草食系男子」と呼ばれる、当たりが柔らかくて優しい感じの男性たちは、他人からの評価にあまりとらわれず、内側から出てくる人間らしさの一つの表現なのだと思います。

年齢が若い人ほどアクエリアスのエネルギーに順応しているので、男性は、男性の中にもある優しさが、女性は、女性の中にもある芯の強さが表現され始め、古い概念での性差が少なくなってきているのです。

若者たちに引きこもりが増えているのは、新しいアクエリアスの感性を持っているのに、社会構造が古いままだからともいえます。収入や出世のスピード、社会的な地位で人間の価値が決まることへの違和感。世界を見渡すと、食べ物を余らせ捨てている国がある一方で、飢えて亡くなる人たちがいる国々があることなど、心の奥底で、そんな矛盾に苦しんでいるのだと思います。

政治も、経済も、教育も、現在うまく機能していないのは、うお座のエネルギーで構築された古いモデルだからです。そして今は、新しいアクエリアス時代にマッチしたシステムを、新たに構築することが必要な時。これから急速に変化していくでしょう。

先日、息子さんが朝起きられず、半引きこもり状態にあることを相談されました。どうしたら起きられるようになるだろうかと。 体内時計を後ろにずらしながら、ちょうどいいところで固定する方法もあるのですが、私はこう答えました。

本人がそうしたいと思っていなければ、何をどうやっても上手くいかないでしょう。そして、ある意味で息子さんは正常だともいえます。今はまだ、アクエリアス時代にマッチした社会構造ではないので、外に出たくないというのは自然な感情です。

周りが何とかしようとすればするほど、息子さんは抵抗して動けなくなるので、今、早急に外に出なければならない理由がなければ、そっと見守っていかれてはいかがですか。これから世界は急速に変化していくので、あと10年もすれば環境が大きく変わり、息子さんも外に出ていくようになると思います、と。

今は新旧二つのエネルギーがぶつかり合っていて、両極端な出来事が起きています。最後の悪あがきをしている、うお座的な権力者が存在していることも事実。不安にもなりますが、それを変えていくのは民衆の力。普通の人たちが力を合わせて、新時代を創っていくのです。

「分かち合い」のマインドで、世界中のすべての人たちが、豊かで歓びに満ちている、それがアクエリアスの時代。未来は明るいということを、知っておいてください。

大きな時代の転換期に生きている私たち。 自分の思考や行動が、アクエリアスのエネルギーにマッチしているか、ときどき確認しながら前進して行きましょう!

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