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  • 執筆者の写真三橋美穂

7. 相反するふたつのバランスを考える

(2009/06/01)



この地球は、二面性で成り立っている星だといいます。

・男と女 ・右と左、上と下 ・東と西、北と南 ・心と体 ・東洋と西洋 ・手の平と甲  などなど 太陽系からのエネルギーが地球に注がれるとき、北極と南極に分かれて入ってくるため、地球上のものは、相反する2つでひとつを構成するようになっているのだとか。

2つで成り立っているものは、睡眠中にもあります。睡眠にはノンレム睡眠(脳の眠り)とレム睡眠(からだの眠り)があり、交互に繰り返されています。ノンレム睡眠は「深い眠り」、レム睡眠は「浅い眠り」とも呼ばれることもあるため、「ノンレム睡眠がずっと続いた方が熟睡できているのではないか」と思う人がいます。

でも、ノンレム睡眠だけでは疲れが取れません。レム睡眠中に夢を見ながら記憶を整理することで、精神的なダメージが回復されていくからです。ノンレム睡眠とレム睡眠が、交互にバランスよく繰り返されているのが、質の高い眠りといえます。

「昼の活動」と「夜の睡眠」も「光」と「闇」のように相反する存在です。光は闇があって初めて輝くことができます。そして、その闇が色濃ければ濃いほど、光は輝きを増すのです。

効果的な昼の活動は、良質な夜の睡眠によってもたらされ、本来それらの価値は等しいもの。昼の活動と夜の睡眠を同じように大切にしている私たちがいたとき、地球は自由と平安と歓びで満たされるのではないかと思います。

“相反する2つのバランスを考える”

本質を見極めることが大切な、今の時代を生きるヒントになるでしょう。

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