top of page

80. スッキリした空間で快眠を

  • 執筆者の写真: 三橋美穂
    三橋美穂
  • 2021年2月2日
  • 読了時間: 2分

(2015/07/01)



アメリカのセント・ローレンス大学の調査によると、部屋が汚くて「溜め込み障害」の疑いがある人は、きれい好きな人に比べて、睡眠に問題のある人が多いことがわかりました。溜め込み障害とは精神疾患のひとつで、モノを手放すのが不安で、最低限のモノの整理ができないため、異常に溜め込むのが特徴です。いわゆるゴミ屋敷の住人は、溜め込み障害の可能性があります。

今回の調査では、溜め込み障害を疑わせる片づけが苦手な人たちは、寝つきが悪かったり、寝ている間に目を覚ます頻度が高く、睡眠の質が悪いために、日中眠気に襲われるケースが多く見受けられたそうです。

実は私自身も、最近、寝室に積み上げられていた本や書類の山を片づけたら、スッキリ目覚められた体験があります。家の中は整理整頓されている方ですが、印刷物の整理(処分)だけは苦手。増えるスピードに、目を通す速度が追いつきません。

リビングにある書類や本を、来客時に片づけるのに、ちょうど寝室のチェストの上が置きやすく、避難場所になっていました。最初は大した量ではなかったけれど、それが積み重なって、雪崩が起きそうなほどだったのです。寝室に入るたびに気にはなっていたのですが、忙しさのあまり、見て見ぬふりをしてきました。部屋の状態は心の状態を表すといいますが、片づけた後の心の晴れやかさを思うと、本当にそうだと感じました。

うつ病の人は、部屋が汚いことが特徴のひとつです。心が疲れているので、部屋を片づける気力がなくなってしまうからです。そして、その逆もしかり。部屋が散らかっていることで、体が重く、何事も面倒くさくなって、心が疲れていきます。さらに眠りの質も悪化するため、精神的ストレスが蓄積されて、うつ病などの精神疾患に発展する恐れがあるのです。

私のストレス解消法は片づけで、長い連休のときは、大抵家の中を片づけています。今年のゴールデンウィークは所用があって、片づけができなかったため、リセットできないでいました。片づけの達人は、日々整理整頓していてリセットの必要もないのでしょうが、私は途上。スッキリした空間で、快眠を目指したいと思います。


 
 
 

最新記事

すべて表示
196. 希望のメディアの誕生

(2025/03/01) みなさんは、ふだん自分が触れている情報を意識的に選んでいますか? 2千年に一度の時代の転換期 といわれる今、世界は混沌としています。人間には生存本能があるため、ネガティブな情報には敏感に反応しているのではないでしょうか。...

 
 
195. 花粉症に効く?!整腸と日光浴

(2025/02/01) 2人に一人が花粉症といわれる今、目鼻の痒みやクシャミなどで睡眠が阻害される人が増えています。花粉症対策としては、まず花粉を回避すること。 そのほか、 ・外出時にマスクをして花粉を体内に入れない ・帰宅時には玄関の外で衣類の花粉を払う...

 
 
 
194. 睡眠のプロが愛用する 快眠グッズ6選

(2025/01/01) 【1】電動リクライニングベッド 腰痛になったことをきっかけに導入しました。背中を少し起こすと腰が伸びて、楽になるからです。横隔膜も下がって呼吸もスムーズにできるので、いつも8度に上げた状態で寝ています。...

 
 
 

Kommentare


Copyright ©Sleepeace Ltd. All rights reserved.
※本サイトに掲載された記事の複製に関しては、スリーピース(代表者:三橋美穂)の許可を必要とします。

インスタアイコン.png
xロゴ.png
bottom of page