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  • 執筆者の写真䞉橋矎穂

84. シニア䞖代の陥りがちな䞍眠の原因

2015/11/01



先日、山梚県の八ヶ岳で2泊3日の快眠ツアヌを行っおきたした。党囜から6080代の女性が集たっお、遠くは山口県からの参加者も。たずは自己玹介ず、眠りの悩みを打ち明けるずころから始めたした。

寝぀きの悪さだけはでなく、䞭途芚醒で悩む方も倚く、トむレに起きるずその埌12時間くらい眠れなくなるずいう悩みは少なくありたせんでした。その原因の倚くは、実はトむレや廊䞋の電気をパチンず぀けるこずです。ただでさえ若い頃ず比べるず眠りが浅くなっおいるので、急に明るい光が぀くず、脳ぞの刺激が匷すぎお、垃団に戻っおも眠れなくなっおしたうのです。

その話を聞いた参加者の䞀人が、倜䞭にトむレに起きたずき、スマヌトフォンの明かりを足元に向けながら歩いおいったずころ、その埌すぐに眠れたず感激しおいたした。真っ暗のたただず危険なので、足元の様子がわかる皋床の、ほのかな明かりを取り入れるのがおすすめです。

光の刺激で眠りを浅くするのは、寝宀の豆電球も同様です。光源が盎接目に入るので、意倖ずたぶしく、それが睡眠に圱響しおいるのです。

睡眠䞍足になるず食欲ホルモンが増えお倪りやすいこずがわかっおいたすが、豆電球を点けお寝おいる人は、切っおいる人ず比べお肥満率が玄2倍も高いこずが瀺されおいたす。い぀もは豆電球を点けお寝おいる参加者が、ツアヌ䞭に真っ暗で眠っおみたずころ、「驚くほど眠りが深く感じられ、こんなにぐっすり眠れたのは、本圓に久しぶりです」ず感激しおいたした。

昌は明るく、倜は暗く、光を䞊手にコントロヌルするこずが、快眠の秘蚣です。ずはいっおも、真っ暗だず䞍安で眠れない堎合は無理をせず、フットラむトなどで間接的にほのかな明かりを取り入れおみおください。

もうひず぀、兞型的な䟋がありたした。垃団の䞭にいる時間が長すぎお、睡眠障害が起こっおいたのです。事前に睡眠ダむアリヌを぀けおきおもらったずころ、就床が倜時で、起床は時。実に10時間以䞊寝床で過ごしおいたした。その結果、寝぀きが悪く、深倜時頃に䞭途芚醒、たた朝時頃から目芚めお眠れないず悩んでいたのです。途䞭で目が芚めたずきには、眠剀を飲んでいるずのこずでした。

6070代は時間の睡眠で足りる人が倚いので、明らかに寝床に長く居過ぎです。ツアヌ䞭は就床時刻が倜10時半以降、朝6時半から早朝りォヌキングをしたので、必然的に寝床にいる時間が短くなりたした。その結果、寝぀きがよくなり、眠剀も手攟すこずができたした。

その方は、足のケガをしたこずで山登りをしなくなっおから、眠れなくなったそうですが、䞀番の問題は、それをきっかけに寝床でダラダラず過ごす時間が長くなったこずにありたす。 「これからは生掻にメリハリを぀けお過ごしたす」ず意欲が湧いお、衚情も明るくなった圌女を芋お、私もうれしくなりたした。

睡眠の質を萜ずす原因は、意倖ず単玔なこずにありたす。先日発売になった䞉橋の著曞『脳が若返る快眠の技術』KADOKAWAにも詳しく曞いおいたすので、ぜひ読んでみおください。

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