• 三橋美穂

90. 旅先でもぐっすり!ホテルで快適に眠る方法

(2016/05/01)



よく「枕が変わると眠れない」と言いますが、その理由をアメリカのブラウン大学の研究チームが突き止めました。それは、脳が警戒モードで、半球しか休んでいないから。右脳と比べて、左脳の複数の部位が活性化していて、より目覚めている状態だったそうです。2日目には、左右の差は見られませんでした。

イルカやクジラは、外敵から身を守るために、完全には眠りません。脳を半分ずつ休ませる“半球睡眠”という眠り方をしています。人間も初めての場所では緊張して、同じようなシステムが働くのですね。つまり、旅先でもぐっすり眠るためには、安心できるいつもの環境に近づければよいということです。

私が必ず持参するのは、「パジャマ」と「睡眠用の肌着」と「レッグウォーマー」です。ホテルの備え付けのものは、ワンピースタイプか浴衣なので、寝ている間にめくれ上がって足やお腹が冷えてしまいます。

枕も合わないので、バスタオルで作ります。 ポイントは、折り畳むときに首が安定するように作ること。詳しくは三橋の著書『驚くほど眠りの質がよくなる 睡眠メソッド100』(かんき出版)をご覧ください。備え付けの枕は、抱き枕のように横向きのときに上になる腕を乗せたり、足の間に挟むと、体圧が分散されてリラックスできます。

ピシッとメイキングされているアッパーシーツは、引っぱりだして動きやすくしましょう。

あとは、いつも使っているアロマや音楽、入浴剤などを持参すれば完璧です。私は「蒸気でアイマスク」で目元を温めながら眠りについています。

部屋の乾燥が気になる時は、シルクのマスクを使います。最近試して意外とよかったのは、「マイドーム」というほっかむり。見た目はナンですが、保湿効果に優れています。この安眠カバー、仮眠をするときに、顔にハンカチを被せると眠りやすいのと同じような効果があるのかもしれません。来月の海外出張のときに、機内でも被ってみようと思います。

そしてベッドに入ったら、深呼吸をしましょう。 統合医療の第一人者、アンドルー・ワイル博士が推奨する「4-7-8 呼吸法」がおすすめです。

鼻から息を吸う(4カウント)→息を止める(7カウント)→口から息を吐く(8カウント)。これを4~8回繰り返してみてください。

いったん息を止めると、そのあと体の力がしっかり抜けるのを感じられるでしょう。とてもリラックス効果の高い呼吸法です。

旅先では、飲みなれないお酒を勧められたり、食後のコーヒーを出されることもあります。これらは眠りを浅くしますから、気をつけてください。

ホテルのカーテンは1級遮光なので、しっかり閉めると、朝も真っ暗なままで、目覚めにくくなります。朝日が差し込むように、少しカーテンの隙間を開けておきましょう。

朝起きたら、カーテンをしっかり開けて光を浴び、窓を開けて空気を入れ換えれば、気分もスッキリ! そして、熱めのお風呂やシャワーで交感神経を刺激して、体温も上げていきましょう。

旅先では自宅の寝室に近づけて、安心して眠れる環境をつくる、これがぐっすり眠る秘訣です。

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