• 三橋美穂

91. 世界が変わると、眠りも変わる(その2)

(2016/06/01)



先日行われたオバマ大統領の広島訪問。テレビや新聞のニュースでご覧になった方が多いと思います。どんな演説をするのかと、私も祈るような気持ちで耳を傾けていました。


未来において広島と長崎は、核戦争の夜明けではなく、 私たちの道義的な目覚めの地として知られることでしょう。

この締めくくりの言葉を聴いた瞬間、胸が熱くなり、思わず溢れ出た涙を拭いました。そして、オバマ大統領が被爆者と抱擁を交わしたときには、うお座時代の過ちを完了し、新しいアクエリアス時代の到来を感じました。

雪解け後の芽吹き、そんな言葉がピッタリかもしれません。社会の仕組みはまだ変わっていなくても、人々の意識は確実に変化し、新しい世界が出現した瞬間でした。

“今”という特別な時代の背景を知るには、宇宙規模の視点をもつことをお勧めします。私たちは、地球をとりまく星団のエネルギーの影響を受けています。これまで約2000年間続いた うお座星団のエネルギーは、“群の意識”から“個の確立”を遂げた時代でした。

そのエネルギーは、“理想”や“献身”がテーマでもありました。個人が信じる何かに献身し、自分たちが信じるものだけが正しく、他を否定する意識が、分裂を生み出しました。そう、<核なき世界=世界平和>は私たちの理想でしたが、「個」の意識が強いがために、実現するのが難しかったのが うお座の時代です。

今、地球に入っているエネルギーは、アクエリアス(水瓶座)星団の影響が強くなってきています。アクエリアスは統合のエネルギー。理想を現実化 することが容易になるのが、これからの時代です。そして、実際に世界のニュースから、急速に新時代に向かっている様が伝わってきます。

先月ロンドンの新市長に就任したサディク・カーン氏を、ご存知でしょうか。パキスタン系の移民でイスラム教徒の彼は、8人兄弟の5番目の子としてロンドン南部で生まれました。低所得者向け住宅で育ち、24歳で結婚して家を出るまで、兄弟と2段ベッドで寝起きしたといいます。

対立候補は、イスラム教徒である彼を過激派に重ねて、有権者の恐怖をあおろうとしました。しかし、市民が選んだのはカーン氏でした。 当選後の演説では、

ロンドン市民が恐怖より希望を、分裂より統一を選んだことを誇りに思う。

と述べ、個々の生い立ちに関係なく、すべての市民の生活を向上させることを約束しました。

イギリス国教会の大聖堂で、イスラム教徒がロンドン市長の就任宣誓式を行うことなど、私がイギリスに住んでいた20数年前には、考えられなかったことです。そして、式典はさまざまな宗教者の列席の中で行われたそうです。写真を見たとき、そこには『多様性の和合』があり、すでに宗教戦争は過去のものだと感じられました。正義と分かち合いを体現している素晴らしい新市長、その彼を市民が選んだことに、希望を感じます。

この動きはロンドンだけではありません。難民や移民問題に揺れるオーストリアでは、緑の党のリベラル派が、移民排斥の極右候補に、逆転勝利をおさめました。

ローマ法王がイスラム教やロシア正教会のトップとの会談を重ねているのも、すごいことです。立ちはだかっていた宗教間の壁の向こうへと、和合と調和の意識が拡大しています。

世界を見渡せば、公平と正義、分かち合い、多様性などアクエリアス時代にマッチした出来事が、次々に起こっています。

日々の不安で眠りに悩んでいる人たちに知ってもらいたいのは、私たちの未来は明るい! ということです。そのことを知っていたら、不安は薄れてくるでしょう。不安がなくなれば、リラックスできます。リラックスできたら、ぐっすり眠れます。ぐっすり眠れたら、気持ちが明るくなります。

さぁ、新しいアクエリアス時代に向け、気持ちを明るく、前を向いて行きましょう。一人ひとりの輝きを、お互いが歓びあえる未来に向かって。 最高の眠りが、あなたを待っています!