• 三橋美穂

96. ハートから言葉する

(2016/11/01)



感謝を表現する言葉として使う「ありがとう」、みなさんは最近どんなシーンで使いましたか? 先日、ある勉強会でブレインストーミングをしていたときに、その会のリーダーが、一人の女性に向かって言いました。 「あなたの “ありがとう” には相手への尊敬が聞こえない」 と。

・口先だけの言いっ放しで、“ありがとう” が概念になっている ・ “今” にいない ・「ありがとう」と言いながら、頭は他のことを考えている

別の参加者が言っていた例えは、電車で席を譲ってもらった、おばちゃんのこと。口では「ありがとう」と言いながらも、態度は「当然」っていうこと、よくあるよね、と。 さらにリーダーが言っていたのは、

「“今の自分” に感謝があるときは、自然と“ありがとうございます” になる」

ということでした。 相手を丁寧に扱っている、その自分自身にも幸福感があると言います。

そのリーダーは、自分が住んでいるマンションのエレベーターで、他の住人がドアを開けて待ってくれているときに、意図的にハートを開くと「ありがとうございます」という言葉が自然に出るそうです。

それを聞いて、日々一瞬一瞬を体験の機会として生きているリーダーに、改めて尊敬の念が湧いてきて、自分もそうありたいと願いました。同様のエレベーターのシーンで、ただ口先だけで「ありがとう」と言っている自分が見えたからです。

そのときの自分の内面を観察してみると、「怖い」という感情があることに気づきました。あの閉ざされた狭い空間に、あまりよく知らない人といることへの恐怖心があるのだと。

「人間は人間を怖がっている」のだと言います。普段はそんなことを感じさせないくらい、私たちは自分の感情に蓋をして、頭の中を騒がしくして過ごしています。しかし、自分の内面を探求していくと「人が怖い」という感情は確実にあるのだと思いました。

「十人十色」 「みんな違ってみんないい」 「多様性」 これらがいいと頭でわかっていても、なかなか広がって行かないのは、なぜか?

「自分と違うのは、わからない」 → 「わからないものは怖い」 そんな思考が、人間の根底にあるのかもしれません。自分とまったく同じ人間などいないので、すべての人が恐れの対象だと言えるでしょう。

しかし、人に対する恐れがDNAに刻み込まれていたとしても、その恐れは現実にあることではありません。ただの反応です。新しいアクエリアス時代は、「分離」から「統合」へ。恐れを超えて「すべてがひとつ」を体験する時代です。

日常の何気ない中で、ハートからの「ありがとうございます」を表現することで「恐れ」の反応が消えていき、DNAを書き換えていくことも可能だと思います。そして、それに取り組む人が増えていくことが、アクエリアスの新しい時代を加速させて行くでしょう。

その先にあるのは、すべての人たちの豊かさと幸せが現実になる世界です。それは、人の優しさに触れながら、安心してぐっすり眠れる世界

エレベーターは、いい練習の場になりますね。一人一人のハートからの温かく優しいエネルギーが伝わって、広がっていって、世界は変わるのだと思います。ハートからの「ありがとうございます」を表現していきましょう

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