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  • 執筆者の写真三橋美穂

182. 戦争はNo!平和にはYes!

(2024/01/01)




昨日、友人たちとのシェア会がありました。内的探求をしながら創作した人生を生きる仲間と、週に1回、一週間の間に取り組んだことや、起きた出来事をシェアしながら、お互いの成長をサポートしあっています。



そこで50代の男性が、今、自分の興味が「平和」にあること、来年は「枠を超えた自己表現をし、新しい時代を生きる」という創作をシェアしてくれました。



でも、いま一つ、彼にはパワーがありません。よく話を聞いてみると、大きな創作をした後に、腹立たしい出来事が起きたのだそう。買おうとしていた土地の値段を吊り上げる電話が、不動産屋からあったそうです。怒りに乗っ取られた彼の内面は、平和とは程遠い状態でした。



「起きたこと」に自分の思考や感情が絡み合うことで、私たちはモヤモヤを作り出します。

起きたことは、起きたこと。

それにムカッとしたのは、自分の怒りの感情が反応しただけ。

その区別があるとスペースが生まれ、創作した自分を生きることが可能になります。



不動産に詳しい彼は、

「不動産屋なら売り主の言うなりに動くのではなく、うまく収まるように振舞うべき」という枠の中で生きていることに、私たちとの会話の中で気づきました。



「枠を超えた自己表現」の機会が現れた!

そう思ったら、年明けに不動産屋の人に会って会話をするのが楽しみになったと言っていました。彼は心の平安を取り戻していました。



世界の平和を願っている人がほとんどなのに、平和が実現しない本質は、ここにあるのだと思います。

「一人ひとりの心の内が平和であること」

私もそれに取り組んでいます。



心の平和を保つのは、睡眠不足だと難しくなります。前頭前野の機能が低下するので、感情のコントロールがしにくくなるからです。些細なことでイライラしたり、落ち込みやすくなったり、不安感が強くなったり・・・、いいことは一つもありません。十分な睡眠をとって、心のバランスを保ちましょう。



世界で起こっている戦争を見たとき、その本質に触れるジェフリー・サックス氏の記事を読みました。彼は米コロンビア大学教授で発展経済学の専門家。貧困層の生活水準向上や国際協力に焦点を当て、多くの国々において経済政策の助言をしてきました。

そんな彼が、昨年11月に開催されたサミットでこう演説しています。



世界の指導者が気候危機に注意を払う必要があるこの時に、中東で壊滅的な戦争が起こっている


米国政府は、ガザでの停戦を求める国連の呼びかけに拒否権を発動し、イスラエルの暴走を長引かせている


米国はロシアの反対を押し切って、NATOをウクライナまで拡大しようとしている


強国の政治家は、国民が望まない戦争をなぜ起こすのか?

 1、傲慢(トップに権力が集中する)

 2、貪欲(戦争は富の追求)

 3、汚職(米国議員への資金提供の多くは戦争ビジネス企業から)

 4、異端(自国が他国を支配するのが当然という考え)


米国は世界に193ある国の中の1つ、世界人口のわずか4.1%。世界は米国に主導される必要はない。世界は米国の平和的な協力を必要としている


戦争にはノー、平和にはイエス、地球の生存にはイエスと言いましょう!



自国の政治家を選挙で選ぶときにも、「傲慢さ、貪欲、汚職(腐敗)、異端がないか」

この4つをバロメーターにしようと思いました。



そして私たちも、自分自身の傲慢さや貪欲さに気をつけながら、平和の実現に貢献していきましょう。眠りにつくときには、心の平安を保ちながら。




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